「同じ塗料なのに、なぜ差が出るのか」|外壁・屋根塗装の品質を決める4つの要因を解説します

三重県伊勢市の外壁・屋根塗装専門店「外壁屋根ヨシダ」です。 外壁や屋根の塗装は、一見すると「どの業者に頼んでも、同じ色の塗料を塗るだけ」だと思われがちです。しかし、実際にはそうではありません。数年後に「思っていたより色褪せが早い」「塗装のツヤが落ちてきた」という状態になってしまうお家がある一方で、10年経っても美しい状態を保っているお家があります。 ヨシダくん 同じ塗料でも、仕上がりに差が出るのはなぜか。答えは「完成後に見えなくなる工程」にあります。ここに手を抜くかどうかで、5年後・10年後がまったく変わるんです。 同じような塗料を使っても、なぜこれほどの差が生まれるのでしょうか。その答えは、塗料そのものではなく、業者の選定と施工プロセスにあります。今回は、塗装の品質に決定的な差を生む4つの要因を、構造的にわかりやすく解説します。この4つを知っておけば、業者選びの目が大きく変わるはずです。 塗装の品質を決める 4つの要因 FACTOR 01 下地処理の徹底度 高圧洗浄とひび割れ・サビの補修。最も重要で、最も見えなくなる工程です。 FACTOR 02 メーカー規定の遵守 塗布量・乾燥時間・希釈率。仕様書を守ってこそ塗料は本来の性能を発揮します。 FACTOR 03 丁寧な「3回塗り」 下塗り・中塗り・上塗りで塗膜の厚みを確保。一回一回の誠実さが問われます。 FACTOR 04 職人の熟練度と管理 均一に塗る技術と、天候を見極める施工管理。最後は「人」が品質を決めます。 要因1|塗装の寿命を決める「下地処理」の徹底度 まず、品質に差が出る最大の要因が、この「下地処理」です。塗装において最も重要でありながら、完了後には目に見えなくなってしまう工程——それが下地処理です。どんなに高級な塗料を使っても、下地処理が不十分であれば、塗膜は本来の寿命を全うできません。 下地処理の質を分けるポイントは、大きく2つあります。 一つ目は、高圧洗浄の質です。古い塗膜の粉(チョーキング)、苔、カビ、泥といった汚れを完全に除去しなければ、新しい塗料はしっかり密着しません。目に見える汚れを落とすだけでなく、後から塗膜が浮いてくるのを防ぐために、時間をかけて根こそぎ洗い流す丁寧さが求められます。 二つ目は、ひび割れ(クラック)やサビの補修です。外壁の微細なひび割れをシーリング材などで適切に埋め、
コーキングは「打ち替え一択」です|雨漏りから家を守る、外壁屋根ヨシダのシーリング品質基準

三重県伊勢市の外壁・屋根塗装専門店「外壁屋根ヨシダ」です。 外壁塗装というと、多くの方が「どの塗料を使うか」「何色に塗るか」に関心を向けられます。しかし、外壁塗装の寿命を左右する最も重要な要素の一つは、実は塗料ではありません。それは「シーリング(コーキング)工事」です。 ヨシダくん コーキングは、塗り終わると打ち替えたか増し打ちか見分けがつきません。だからこそ手抜きが起きやすい。僕たちは目地もサッシ周りも、すべて打ち替えます。 コーキングは、外壁材のつなぎ目や窓のまわりを埋めている、ゴムのような弾力のある材料です。地味な存在ですが、雨水の侵入を防ぐ「命綱」であり、ここの施工品質が家の寿命を大きく左右します。ところが、この工事は多くの業者がコストや手間の削減のために工法を曖昧にしている部分でもあります。今回は、その「工法の違い」を明らかにし、当店の確実な施工基準を包み隠さずご説明します。 シーリング工法の基本——「打ち替え」と「増し打ち」の違い コーキング工事には、大きく分けて2つの工法があります。「打ち替え」と「増し打ち」です。この2つは名前こそ似ていますが、その中身と、数年後の結果はまったく異なります。 「打ち替え」と「増し打ち」の基本比較 工法 打ち替え(撤去打ち)当店基本仕様 増し打ち(重ね塗り)他社多用工法 施工内容 既存の古いシーリング材を完全に撤去・清掃した上で、新しい材を充填する工法。 既存材の上から、新しい材を継ぎ足して塗るだけの工法。 メリット 本来の厚みと伸縮性が確保され、新築時と同等以上の防水耐久性を発揮する。 (業者側の都合)手間・材料費の削減、カッターによる下地傷つけリスクの回避。 デメリット 既存材の撤去に手間がかかり、技術と施工費用が必要。 厚みが不足し、数年で剥がれやひび割れが再発するリスクが非常に高い。 「打ち替え(撤去打ち)」は、既存の古いシーリング材を完全に撤去・清掃したうえで、新しいシーリング材を充填し直す工法です。手間はかかりますが、本来の厚みと伸縮性が確保されるため、新築時と同等以上の防水耐久性を発揮します。当店では、これを基本仕様としています。 一方の「増し打ち(重ね塗り)」は、既存のシーリング材を残したまま、その上から新しい材料を継ぎ足して塗る工法です。撤去の手間や材料費を削減できるという業者側の都合はありますが、お
【築15〜20年の方は要注意】塗装してはいけない屋根材があります|伊勢市の職人が解説する見分け方と正しい対策

三重県伊勢市の外壁・屋根塗装専門店「外壁屋根ヨシダ」です。 「そろそろ屋根の塗装かな」——築15年から20年ほどのお住まいで、そう考え始めた方に、どうしても先にお伝えしておきたいことがあります。実は日本の住宅の中には、「塗装してはいけない屋根材」が存在するのです。 ヨシダくん 屋根には、塗ってはいけない種類があります。良かれと思った塗装が、かえって危険を招くことも。だから僕たちは「塗れません」と正直に言える業者でありたいんです。 これは決して脅しではありません。アスベスト規制の過渡期にあたる1990年代後半から2000年代前半にかけて製造された屋根材の中には、強度が著しく不足しているものがあります。こうした屋根材に良かれと思って塗装をしてしまうと、かえって危険な状態を招くことがあります。私たちヨシダは、屋根塗装において築年数の古いお住まいには基本的に塗装をお勧めしないという方針を持っています。今回は、その理由となる「塗装が不可能な屋根材」と、正しい対策についてご説明します。 塗装が不可能な、要注意屋根材3選 まず知っていただきたいのが、代表的な3つの要注意屋根材です。いずれもこの時期に広く使われたもので、ご自宅が該当する可能性もゼロではありません。 塗装が不可能な 要注意屋根材3選 要注意 1 ニチハ「パミール」 1996年〜2010年製造 主な症状:層状剥離水分を含むとパイ生地のようにペラペラとめくれ上がり、ボロボロになります。 致命的リスク専用釘がサビて破断し、屋根材ごとズレ落ちたり飛散したりするリスクがあります。当然、塗装は不可能です。 要注意 2 クボタ(現・ケイミュー)「コロニアルNEO」 2001年〜製造 ひび割れ・欠け非常に脆く、人が乗っただけでパキパキと割れてしまいます。無理に塗装しても数年で隙間から雨水が回り、補修が追いつかなくなります。 要注意 3 松下電工(現・ケイミュー)「レサス」/「シルバス」 1999年〜2006年頃製造 衝撃で割れ・欠落経年劣化で非常に脆くなり、台風や強風で破片が飛散してしまうケースも少なくありません。 一つ目は、ニチハの「パミール」(1996年〜2010年製造)です。最大の特徴は「層状剥離」という症状で、水分を含むとパイ生地のようにペラペラとめくれ上がり、ボロボロになっていきます。さらに致命的なのが、屋根材を留めてい
なぜ「4回塗り」なのか|傷んだ外壁を長く守る、職人が自信を持つ最強仕様を解説します

三重県伊勢市の外壁・屋根塗装専門店「外壁屋根ヨシダ」です。 外壁塗装について調べ始めると、必ずと言っていいほど目にするのが「塗装は3回塗りが基本」という言葉です。実際、これは正しい情報です。しかし、すべてのお家に3回塗りが最適かというと、実はそうとは限りません。 ヨシダくん 「3回塗りが基本」は本当です。でも、下地が傷んでいるお家では、下塗りをもう1層足す4回塗りが、数年後に大きな差を生むことがあるんです。 長年の風雨で傷んでしまった外壁、特にモルタルや窯業系サイディングの場合、通常の3回塗りでは塗料本来の性能を100%発揮できないことがあります。そこで私たちが自信を持ってご提案しているのが、下塗りを2回重ねてから上塗りを2回行う、合計「4回塗りの最強仕様」です。今回は、この4回塗りがなぜ「最強」と言えるのか、その理由を専門用語をかみ砕いてご説明します。 【日本ペイント名作塗料】4回塗りの構成 まず、4回塗りが具体的にどのような工程で成り立っているのかを、使用する塗料とあわせてご覧ください。日本ペイントの名作塗料を、それぞれの役割に応じて重ねていきます。 【日本ペイント名作塗料】4回塗り最強スペック 工程 使用塗料 役割と効果 下塗り11層目 パーフェクトシーラー 下地に深く浸透してガチッと固め、傷んだ外壁の激しい吸い込みを完全に止めます。 下塗り22層目 パーフェクトサーフ きめ細かな肌調整(微弾性フィラー)を行い、上塗り塗料の密着性と肉持ち感を最大限に高めます。 上塗り13層目 パーフェクトトップ 紫外線に強いラジカル制御形塗料。完璧な下地の上に塗ることで、美しいツヤと強靭な耐久性を長期間維持します。 上塗り24層目 ご覧のとおり、4回塗りは単に「塗る回数を増やしただけ」ではありません。下塗りの2層、上塗りの2層に、それぞれ明確な役割があります。ここからは、この仕様が「最強」と言える3つの理由を、順番に見ていきましょう。 理由1|「吸い込み止め」と「肌調整」のダブル効果 傷んだ外壁は、いわば砂漠のような状態です。表面が乾ききって、塗料をどんどん吸い込んでしまいます。この状態の外壁に、いきなりサーフ(微弾性フィラー)を塗るとどうなるでしょうか。塗料の大切な樹脂まで下地に吸い込まれてしまい、本来の膜厚や密着性が発揮されなくなってしまうのです。 下塗りを「2層」に分