お電話はコチラ

0120-319-369

ニチハ「パミール」とは?塗装できない屋根材の歴史と、正しい対策を伊勢市の職人が解説します

三重県伊勢市の外壁・屋根塗装専門店「外壁屋根ヨシダ」です。 屋根の塗り替えを検討してインターネットで調べていると、「パミール」という屋根材の名前を目にして、不安になった方もいらっしゃるかもしれません。ニチハが製造していたこの「パミール」は、日本の屋根材の歴史において「ノンアスベストへの移行期が生んだ最大の悲劇」とも言われる、非常に有名な建材です。 ヨシダくん パミールは、塗装でのメンテナンスができない屋根材です。でも、正しい対策を知っていれば大丈夫。まずは慌てず、屋根の状態を確かめることから始めましょう。 なぜパミールがこれほど問題視されるのか。そして、もしご自宅がパミールだった場合、どうすればよいのか。今回は、パミールが誕生した背景から問題の発覚、そして現在に至るまでの歴史をたどりながら、正しい対策までをわかりやすく解説します。 パミールが歩んだ歴史——4つの段階 パミールの問題を理解するには、その誕生から現在までの流れを知るのが近道です。まずは全体像を、時系列でご覧ください。 パミールが歩んだ歴史 1 1990年代 誕生の背景:アスベスト規制の波 健康被害への懸念からアスベスト規制が段階的に強化。各メーカーはノンアスベスト屋根材の開発を迫られました。 2 1996年(平成8年)〜 パミールの登場 ニチハが発売。軽量で施工性が良く、次世代のノンアスベスト屋根材として多くの新築住宅で爆発的に採用されました。 3 2000年代中頃〜 悪夢の始まり:深刻な不具合の発覚 施工から7〜10年後、全国で深刻な劣化報告が相次ぎます。「層状剥離」と「専用釘の腐食」という2大不具合が発覚しました。 4 2010年(平成22年) 製造・販売の終了、そして現在 ニチハはパミールの製造・販売を終了。「塗装できない屋根材」として、現在はカバー工法か葺き替えが対策の鉄則です。 1. 誕生の背景——アスベスト規制の波(1990年代) パミールが生まれた背景には、アスベストをめぐる社会の大きな動きがあります。 かつて日本の住宅の屋根(化粧スレート)には、強度を保つためにアスベスト(石綿)が一般的に使用されていました。しかし、1990年代に入ると健康被害への懸念から、国によるアスベスト規制が段階的に強化されていきます。これを受けて、各建材メーカーは急ピッチで「アスベストを使わない(ノンアスベスト

屋根カバー工法「シーガード」とは?メリットと、採用してはいけないケースを伊勢市の職人が解説します

三重県伊勢市の外壁・屋根塗装専門店「外壁屋根ヨシダ」です。 屋根のリフォームを検討していると、「シーガード」という工法を提案されることがあります。これは既存のスレート屋根に、新しい屋根材を接着させるカバー工法の一種です。従来のカバー工法に比べてコストや工期の面でメリットがある一方で、実は「施工していい屋根」と「絶対にしてはいけない屋根」が明確に分かれる、扱いに注意が必要な建材でもあります。 ヨシダくん シーガードは、合う屋根にはとても良い工法です。でも脆くなった屋根には使えません。大事なのは「安いか」より「うちの屋根に合っているか」なんです。 シーガードは、正しく使えば有効な工法です。しかし、その手軽さゆえに、本来使ってはいけない屋根に安易に提案されてしまうケースも見受けられます。後悔しないリフォームのために、今回はシーガードの特徴(メリット)と、採用してはいけないケース(リスク)の両面を、包み隠さず解説します。 シーガードの3つの基本特徴(メリット) まず、シーガードが持つメリットから見ていきましょう。適した条件のもとで使えば、シーガードには次の3つの利点があります。 シーガードの3つの基本特徴(メリット) 1 ビス(釘)を打たない 専用の接着剤で固定するため屋根に穴を開けず、施工中の雨漏りリスクや既存屋根への衝撃を抑えられます。 2 費用と工期の削減 既存屋根を撤去しないため廃材の処分費が不要。金属屋根カバー工法より工程が少なく、短期間で完了します。 3 屋根の自重が増えにくい ガルバリウム鋼板等と同等の平板鋼板で非常に軽量。建物の耐震性への影響を最小限に留められます。 一つ目は、ビス(釘)を打たないことです。専用の既存スレート用接着剤で固定するため、屋根に穴を開けません。これにより、施工中の雨漏りリスクや、既存屋根への過度な衝撃を抑えられます。 二つ目は、費用と工期の削減です。既存の屋根材を撤去しないため廃材が出ず、処分費用がかかりません。また、金属屋根の一般的なカバー工法よりも工程が少ないため、短期間で工事が完了します。 三つ目は、屋根の自重が増えにくいことです。耐候性に優れた平板鋼板(ガルバリウム鋼板等と同等)を密着させる工法のため、非常に軽量です。屋根が重くなると建物の耐震性に影響しますが、シーガードはその影響を最小限に留められます。 ここが重要——シ